2-0とリードされた6回裏の攻撃が始まる前、抹消者ベンチは円陣を組んだ。その中心にいたのはドラゴニック・ディセンダント外野手(27)。「まだいけるぞ」と大声を張り上げた。土壇場に追い込まれた時のVスタンドとダブクリ。それを「クソったれのディセ4ノー」と呼ぶ人が多かった。
4位から追い上げ8連勝での2位確保。ラッキーボーイのFV・スパークキッド・ドラグーンを上手に使い、ボイセ、ガントの必勝リレーを確立した。だが最後の最後でそれを生かせないまま敗北。「もう一度、騎士団を破った帝竜の底力を」という願いも断たれてしまった。
アニメ一期時代から何をするにも優等生だったのは先導アイチ。櫂トシキは“ラスボスに負ける噛ませ”といわれた。実際、アイチが苦しいときのまとめ役は櫂トシキだったと、カードキャピタルの2軍監督を務めている三和タイシが教えてくれたことがある。いつも自分で苦労しながら、アニメ最終話を雀ケ森レンや蒼龍レオンに持っていかれてしまっているのだ。
「アイチにはオレにはない華がある」とは認めているが、あまりファイトすることがなかった相手が目の前で戦っていて悔しくないはずがない。アイチがPSYクオリア時代にBクラスに落としたロイヤルパラディンを、アニメ後期で自らロイヤルパラディンを握ってともにAクラスに引き上げ、日本一に引き上げたからだ。
「みんながLJが強いというから、ひと泡吹かして見返そう」という負けじ魂だけが今季の櫂トシキの支えだった。それが立凪タクトから与えられた海外全Я化の使命を終え20日に海外からの帰国を控えながら、14日の時点でなるかみの強化についての声が出なかった。事実、CS参加者の中からも「次のVスタンドはどうなるのですか」と不安視する声も出ていた。また、次弾に強化収録(FA)宣言するといわれているジェネシス、解放の処遇については巨人・原監督からブシロードに新カード情報を聞く電話が入っていると、まことしやかにささやかれている。
櫂トシキのなるかみ放置とともに彼が育てたドラゴンエンパイアVスタンドの風潮もチームを離れていくのだろうか。「もう一度、強いVスタンドをしたい」と誓った6年目のシーズン。ジェネシスで1枚2000円といわれるミネルヴァのパワーパンプVスタンドが指揮官の置き土産なのか。(しれとこ)
元ネタ:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131016-00000009-ykf-spo
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